もしくはエンジニアに対してどのようなをイメージをお持ちですか?
これらは過去に私がエンジニアに対して抱いていたイメージです。
読者の方々もこの中の何かしら思い描いたのではないでしょうか?
しかしこれらは全て誤ったイメージです!
実際のエンジニアの働き方や特徴についてあまり知られていない、知ることが難しいのは確かです。
しかしエンジニアの実態について知らないまま転職すると、入社前後のギャップによって働き続けることが苦しくなり、最悪の場合は早期退職をすることも…。
その証拠にこのような調査結果があります。
厚生労働省によると、IT業界全体の離職率は24.8%でエンジニアだけで見ると50%を超える企業もあります。
35歳までに80%以上のエンジニアが辞めているのが現状です。
(引用: エンジニアの離職率について_ エルバークグループ)
せっかく時間も労力もかけてエンジニアに転職したのに、このような結末は避けたいですよね?
私は絶対に避けてほしいと思ってます。
今回は、入社前後のギャップを最小限にしていただくためにも、未経験からエンジニアに転職した私が実際に感じたギャップを5つお話しします。
少しでも参考にしていただけると幸いです。
この記事は以下の方々の悩みを解決します。
・エンジニアについて詳しく知らない方
・エンジニアに転職後、続けられるか不安な方
・エンジニアに向いているか悩んでいる方
・未経験者が感じたリアルな声を聞きたい方
この記事を書いた人
●文系卒、銀行営業職から約5ヶ月で自社開発企業のwebエンジニアに転職
●短期間でITエンジニアに転職したノウハウを中心にブログ、Twitter発信中
●保有資格:基本情報技術者、Java Silver SE8、FP2級
覚えることが多い
一言に、覚える範囲と量が膨大です。
転職活動時やプログラミング学習時に感じている方もいるかと思います。私自身も感じてはいましたが、その時に想像していたものとは比べものにならないくらい覚えることが多いです。ITやプログラミングのことはもちろん、会社の規則や習慣、業務ツールの仕様・利用法やコーディング規約など多岐にわたります。
また強く感じたのは、
ということです。
大変申し訳ないですが、こればっかりはそういうものと割り切ること、周知の事実として認識しておくことしか対応策がありません。
エンジニアとして働いていく限り、覚えること、分からないことが山程ある事実を真正面から受け止めましょう。
その上で疑問を無視せず、理解することの継続が必要であることを認識しましょう。
ベテランエンジニアと呼ばれる人や先輩、上司も必ず同じ道を通ってきています。
またそういったベテランエンジニアであっても分からないことは一生無くなりません。
嫌になってしまうようなことを言いましたが、エンジニア転職を本気で目指す読者様を私なりに思って正直にお伝えしています。
この事実を知っているだけでも転職前後のギャップを埋める、もしくは少なくすることにつながります。
質問力が必要
前章の「覚えることが多い」でも触れましたが、分からないことを理解するために質問をすることが重要になります。
そんな中でこのような経験をしました。
そもそもどうやって質問していいのかがわからない…。
このように、質問することに難しさを感じることが多々ありました。
そこで重要になるのが質問力です。
質問力とは、相手に不明点や疑問点などを問いかける能力のこと。
この質問力は自分の不明点が解消できることはもちろん、相手の心情や訴求点を探ることにも役立つ、ビジネスシーンの必須スキルになります。
質問力を高めるために私は以下なことに取り組みました
・質問がうまい人の真似をする
・テレビやYouTube動画に対して会話をし、質問を考える
・読書をする
特にお勧めなのが、「質問がうまい人の真似をする」です。
私の場合、無料のプログラミングスクールやドットインストール、Udemyでの学習時に他の人に質問を参考に質問の仕方や考え方の参考にしていました。
またそれらの学習中に理解できない箇所を積極的に質問するように意識をし、質問力を養いました。
※私が通った無料プログラミングスクールの体験談が気になる方はこちらをお読みください。
日々の生活や環境で、身近にいる質問が上手だなと感じる人の質問を真似したり、意識して質問を考える習慣をつけましょう。
その習慣が、聞きたいことを上手くまとめられ、本質的な質問ができるようになる近道です。
会社員としてもフリーランスとしてもビジネスをしていく上で重要なスキルの一つです。
日々意識して質問力を鍛えましょう。
地道な仕事が多い
もしかしたらエンジニアに対してこのようなイメージをお持ちではないでしょうか?
私は、「どこかスマートでおしゃれに働いているイメージ」漠然と持っていました。
しかし現実は違うことを転職後に知りました。
・統合開発環境や開発エディタなどの白い画面で開発することが多く(設定で黒画面に変更可能)、ショートカットキーを多用
・ノートPCでの業務が多い
・細かい処理を組み合わせてプログラムを書き、設計・実装・検証・修正の業務をループして地道にリリースに近づけていく
当初のイメージは誰もが知ってる大企業には当てはまるかもしれません。しかし、ほとんどのIT企業、エンジニアの働き方はイメージと異なります。
細かな作業を綿密かつ確実に積み上げることが主な業務になるので、スマートでオープンな環境で仕事ができるとイメージしている方は少し注意が必要です。
プログラミングスキルよりコミュ力
私は転職前にこんなイメージを持っていました。
しかしそれも現実とは異なります。
同じプロジェクトメンバーとの情報共有、不明点や疑問点を先輩・上司に質問、他部署との打ち合わせなど、コミュニケーションを取る機会が非常に多いです。
そこで求められるのがコミュニケーション能力(通称コミュ力)です。
如何に端的かつ正確に意思疎通が取れるかが重要視されます。エンジニアとして業務をミスなくスムーズにこなすための必須スキルです。
またエンジニアとしてキャリアアップするためにも必要な能力でもあります。
ここで少し、エンジニアのキャリアパス一例をざっっくりご紹介します。
上流工程に進むほど、ユーザーや要望元との第一窓口を担当します。そこではユーザーの意見を正確に聴いたり、システムの設計や要件を擦り合わせたり、高いコミュ力が求められるのです。
つまり、エンジニアとしてキャリアを築くためにはコミュ力が必要不可欠なのです。
そのような考えでエンジニア転職してしまうと、現実とのギャップに苦しむ可能性があります。
ITやプログラミングへの興味・関心
エンジニアになるということは、IT業界・IT分野のプロとして報酬をいただくことになります。その報酬に見合うような成果やスキルを持って働くが必要です。
何が言いたいかというと、
IT業界やプログラミングに対してそれだけの「情熱」や「関心」を持って働いていけるのか?
これをいい機会にして、少し考えてみましょう。
エンジニアになるとITやプログラミングを嫌いになる瞬間がたくさんあります。
自分の無力さに落ち込んだり、日々の技術進歩に喰らいつくのに嫌気がさしたりなど、多くの壁にぶつかるでしょう。
私自身、そういった側面を感じながらもエンジニアを続けられるのは、それでも興味や関心があって楽しいと思えるからです。
そう思える方には天職です。
激烈に移り変わる技術進歩に好奇心を持ち、自分が知らないことに探究心を燃やす、そのくらいの熱意を持ってエンジニア転職をしましょう。
まとめ:未経験者がwebエンジニア転職する前に知っておくべきこと5選
1. 覚えることが多い
- ITやプログラミングの知識
- 会社規則や習慣
- 業務ツールやコーディング規則
想像以上に覚えることが多い事実を受け止め、転職前後のギャップを最小限にしよう。
2. 質問力が必要
- エンジニアとしてのスキル向上のため
- ビジネスパーソンとして傾聴力の向上のた
日常生活から自分の不明点や疑問点を言語化する習慣をつけよう。また質問が上手い人の質問の仕方を真似しよう。
3. 地道な仕事が多い
地道な作業を積み上げることがエンジニアの主業務です。
4. プログラミングスキルよりコミュ力
- 依頼元とのシステムの要件や設計の意思疎通
- 社内他部署とのやりとり
- エンジニアとしてキャリアアップするため
エンジニアはコミュ力がないと務まりません。
「なるべく人と話さず働きたい」や「話すのが苦手だからエンジニアに転職しよう」
と考えている方は要注意。
5. ITやプログラミングへの興味・関心が充分か
- プログラミングを楽しむ
- 難しいことへの好奇心
- 分からないことへの探究心
ITやプログラミングに対して、
「興味深い!」や「楽しい!」
と価値観が養われる学習をしよう。
今回は、私が感じたエンジニア転職前に知っておくべきこと5選についてお話ししました。
エンジニアに転職するためには多くの時間と労力、そして周りの方々からのサポートが必要になります。そういったコストをかけて転職したのに、転職前後のギャップに苦しんで辞めてしまうのは非常にもったいないです。
決して辞めるのが悪と言っているわけではありません。転職前になるべく多くの情報を集めてそれを加味した上でエンジニアに転職することをおすすめします。
今後エンジニアに転職を考えている方の一つの判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。
※エンジニア転職を目指している方に向けて以下記事が参考になります。よろしければ併せてお読みください。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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